高齢化が進んでいる郡上市で、空き家を活用した世代間交流の出来る場所がつくれたら!と提案してくれた5人の生徒さん達。
高校入学を控えた時期ですが、総合文化センターロビーに集まって、具現化へ向けてのミーティングを行いました。
最初の提案内容は、色々な世代の方(特に高齢者)が馴染みやすく楽しめる場所として空き家を活用した町屋舞台で高雄歌舞伎や中高生の部活動披露をするという物でした。
提案書にも空き家をどう使うか配置図も丁寧に描かれています。
この提案が選ばれた理由も「空き家と伝統文化をマッチングさせた世代間交流を図る事を主眼とした提案である」とのことでした。
今日のミーティングでは、より現実的に具現化していけるように話を詰めていきます。
「飲食できる場所にしたい」
「歌舞伎や落語、漫才、音楽ライブ、体験もの(木工体験など)が出来るようにしたい」
「月1回は開催するとよいと思う」など
いろいろな意見が出ましたが、初めから全てを実現するには時間と人数と費用が必要となってきます。
提案を考えた核となる部分は何だったのか、話し合ってもらいました。
「高齢者が集える場所が少ない事、八幡町市街に空き家が多い事
この2つの課題を起点にアイデアを出し合い、老若男女が集える歌舞伎を中心とした演芸場が出来ないかと考えた提案であり、歌舞伎は八幡に高雄歌舞伎があるので、協力をお願いしたい」とのこと。
この最初の想いを大切にして具現化を進められるようさらに考えてもらいます。
最終的にはこんな感じに決まりました。
❖対象者はお年寄り
❖まずは人が寄る場所を作り、歌舞伎を行なうのは5年後の目標とする。
❖歌舞伎以外の催し物について
・落語=プロ若しくは大学生の落研に頼む(夏休み7~8月が良い)
・高校生の部活動で依頼できるかを調査する
・ライブしている人を探す
まずは、Café形式での「しゃべり場」から始める。
ただ集まって好きな様に話してもらうのではなく、テーマを設け寺子屋的なイメージで進める。
ここを目指して具現化へと進んで行くことになりした。