Good 郡上 プロジェクトの結果その1

今回、Good郡上プロジェクトに提案いただいた応募件数は79件、内訳としては高校生1提案、中学生78件でした。参加総数は208名です。

今回の応募内容は、まちの困りごと解決というテーマのもとで、郡上市が抱えている課題の一つを取り上げてその解決方法を具体的に提案してもらうというものでした。

少子高齢化、人口減少や雇用確保、空き家対策、環境保全、観光資源の開発など、どれをとっても郡上市にとっては課題となっていることばかりですが、生徒達は、その課題を解決するためにそれぞれのアイデアを提案してくれました。

中学校ではちょうど三年生の総合の時間に地域の課題について学習する時間があって、授業の延長線上でグループで話し合いながら地域の課題を検討し、その解決策を考えてくれたようでした。

今回はその中から特徴ある提案をいくつかご紹介します。

人口減少少子高齢化に対して
・子どもの才能を開花させる私立保育園、小学校、中学、高校を作り"世界に通用
 するアスリート、歌手とか芸能人を育てる"

・郡上の「文化」などのホームステイ体験を通して住み易さをアピールしてゆく
・子どもをあずける時間帯を選べる保育園を作る
・現役を引退したスポーツ選手に郡上に来て指導してもらい、プロを育てる
・3人以上の子どもがいる世帯へ証明書を発行し、商店街で割引が受けられる

地域観光
・観光地を巡るスタンプラリーツアーを実施し、スタンプ全部押した人には郡上の
 特産品をプレゼントする。
・飲食店のテーブルの上に手書きで書いた郡上市の四季おススメ行事やスポーツを

  告知する
・英語版の郡上おどりや、白鳥おどりを作る
・小学校や保育園の遠足で長良川鉄道を利用し、小さい子に鉄道に親しんでもらう
・郡上市内の店が協力して、駅弁を作る
・冬の観光客を増やすための観光マップ作りや、まちぐるみのイルミネーション
・中学生主催の長良川鉄道の企画列車
・踊りシーズンに博覧館や旧庁舎記念館の中に中学生ショップを作り、特産品やオリジナル商品を販売する
・郡上の文化を学んだり体験できるような体験スペースをつくる
・郡上の歴史を子どもにも分かりやすく伝えるためのマンガをつくる
空き家対策
・郡上の中で高齢の技術者や、若い人で空き家の整備を整える


鳥獣害対策
・廃材を利用した獣害防除用バリケード資材のステーション設置

街の美化
・踊りシーズンに出る街のごみを減量するために観光客用の啓発ポスター
・踊りシーズンに出る街のごみを減量するためにゴミを回収する仕組みを作る
・川をゴミで汚さないよう、釣り人やBBQ利用者に向けた啓発用の看板を設置する


いかがでしょうか?
子ども達は地域の未来について自身で考え、安心して郡上で暮らしてゆくために何が必要なのかを一人ひとり真剣に考えてくれたそんな想いが伝わってきます。

市民協働センターは、これからも住み続けられる『住みえぇ郡上』を目指して、一つ一つのアイデアの実現に取り組んでゆきます。

  

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