平成25年11月30日(土)
第5回郡上市まちづくりフェスティバルが開催されました!!
この事業は、昨年7月に開設された市民協働センターの活動を広く知ってもらい、市民協働の取り組みを促進するために、昨年から市民協働センターが主催し開催されています。
当日、スタッフは朝から会場準備やリハーサルに追われ、あっという間に開催時間に!開場とともに来場者は続々と増え、椅子を追加するなど、会場はいっぱいとなりました。
郡上市市民協働センターのセンター長である上村英二より開催のあいさつを申し上げた後、日置市長と清水市議会議長からの来賓あいさつを受けイベントがスタートしました。司会は市民協働センター協働コーディネーターの朝日亜梨沙です。
最初に「昨年度のコンテストの提案その後」をご紹介しました。
昨年度の提案「GGC郡上ガールズコレクション」が実現された経緯や当日の様子、提案者の声をDVDで流しました。
続いて「第2回まちづくりプロジェクトコンテスト」が開催されました。
このコンテストは事前に中学生、高校生、社会人から地域課題を解決するためのアイデアプランを募り、提案されたものの中から優秀なアイデアを選考し、当日、提案者本人によるプレゼンテーションを行うという企画です。
そのプレゼンテーションを参考に、審査員と参加者が良い提案に投票します。
中学の部で271件、一般・高校の部では61件、合計332件と、大変多くの応募をいただきました。
【中学の部】
・八幡町で誰もができる運動会
(丸山義仁 松田成就 森勇斗 桑原優輝)
郡上市のさまざまな場所で、老若男女が楽しめる運動会を開催する。
・郡上の水の魅力を伝えよう
(毛利布綺 可児麻里子 高瀬綾香 広瀬妙子)
観光客から「水が飲める場所はどこですか」と聞かれることがあり、マップがあると良いと考えた。
・郡上を元気にし隊
(日置綾乃)
市内の中学校の交流会を開催し、これからの郡上を担う自分たちが郡上の未来を考える討論会を行う。
【一般・高校の部】
・移住と観光のあいだのくらしの提案
(木村聖子)
現在ある空き家を利用し、お試し移住体験や、滞在型小旅行を提案することにより、観光、飲食業など地元産業の活性化や移住推進が期待される。
・GUJO下駄ウオーキングカランコロン大会
(河合光尋)
郡上は踊りのまちとして有名であるが便乗した事業が少ない。そこで下駄を履いてのウオーキング大会の開催を提案する。
・郡上を子育てしやすい町にするために、郡上市民病院の待合室を「ありがとう」でい っぱいにしよう
(加藤祐里)
これから出産する人、先輩ママたちが気軽に交流できるような悩みを話しやすい場を病院の待合室につくる。
・お年寄りの知恵~高校生の観光案内~
(三原尚子)
1人暮らしのお年寄りの家を高校生が訪問し、郡上の歴史やおすすめスポット等の情報を教えてもらい、高校生が観光案内を行う。
・郡上を救え!~活性化大作戦~
(粥川萌美 松平沙英)
地元のテレビ局との協力により、地元企業の紹介、情報番組を制作し、その情報を学生たちが得ることで企業と人材のマッチングをさせる。
・BOC(Bon Odori City)プロジェクト
(BOCプロジェクト実行委員会)
毎年7月8月を「盆おどり市」にする。名称を可能な限り変更し、うちわや手ぬぐい、ステッカーなどのグッズや、WEB「盆おどり市特設サイト」でアピールし郡上ファンを増やす。
・郡上置床プロジェクト
(置田優一)
官民協働でチームを組織、郡上の山の残材を購入し置床をつくる。廃材は炭にし置床の下の断熱材として利用する等工夫し、究極のリサイクル、森林再生を目指す。
以上のようなさまざまなアイデア・提案のプレゼンテーションが行われました。
そのプレゼンを受けて、審査員と会場の参加者による投票の結果、
最優秀賞として「BOCプロジェクト」、
優秀賞として「郡上を子育てしやすい町にするために郡上市民病院の待合室を「ありがとう」でいっぱいにしよう」、
奨励賞として「郡上を救え!~活性化大作戦~」が表彰されました。
このコンテストを通して、市民のみなさんが郡上の未来について真剣に考えていることが伝わってきました。
この後、地域課題解決のために活動している団体による発表がおこなわれました。
【深戸自治会】
地域住民にアンケート調査を行い、未来を見据えた地域づくりの方向性と課題を洗い出し、勉強会を実施しました。
【石徹白地区地域づくり協議会】
地域課題である「過疎化」。将来にわたって地区を存続するために、子育て世代の定住の受け入れの仕組みを構築し、空き家の整備等の活動を行っています。
【郡上食育応援隊】
「食の大切さ」「食べることは生きること」を伝えるため市内全域で活動中。元気で明るく笑顔あふれる郡上が、これからの若人の活力によって続いてほしいという願いが込められています。
そして、岐阜大学 地域社会学准教授の山崎仁朗先生に講演をいただきました。
「地域づくりってなんだろう」と題し、和良町・八幡町小那比の集落の事例をもとに、地域全体のボトムアップ(底上げ)が重要であるというお話をしてくださいました。走りすぎて息切れしないよう「持続可能性」が大切で、そのためにはまず「できることからやっていく」ことが必要とのことでした。
市民協働センターとしても地域力の全体的なボトムアップが重要であるということを改めて感じました。
この日の午前中、大和庁舎1階の食堂で同日開催された「おひさまカフェさん」も大賑わいでした。
おひさまカフェさんは、子育て真っ最中のおかあさんたちによる団体で、女性がいきいきと輝けるまちを目指して活動をしています。